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インプラント

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題「インプラント治療費にあなたは満足、不満足」

*高すぎないかインプラント治療

第2章インプラントのしくみとその治療法

●インプラントとは何か

インプラント(Implant)とは人工の歯根を顎の骨の中に埋め込んで、その上に人工の歯を装着して機能性、審美性とも自然の歯に限りなく近づける治療法です。implantの意味は「移植する、埋め込む」という意味があります。

インプラントが従来の入れ歯やブリッジともっとも異なる点は、人工歯根によってあごの骨に植立することです。天然の歯は、歯茎から上に出ている歯冠の部分とその下の歯茎の中に埋まっている歯根の部分とで成り立っています。歯根と歯冠のどちらが欠けても歯としての機能を果たすことはできません。歯冠がなくても噛み合うことができませんし、歯根が歯周病に冒されてしまえば、いずれは抜けてしまいます。入れ歯やブリッジは歯根の部分がありませんから、歯としての機能を十分に果たすことは難しいといえます。

インプラントは歯根を持ち、天然の歯と同じようにしっかりとあごの骨に埋まるので、機能はまさに天然の歯と遜色のないものといっていいでしょう。機能、審美性とともに天然の歯にもっとも近い治療法だといえます。

現在のインプラントはほとんどがチタン製です。チタンは骨と強固に結合する性質(オッセオインテグレーション)があり、しかも、金属の中でも唯一生体との親和性が高く、拒否反応も起きないという特徴があるため、インプラントにはまさに最適な素材であるといえます。

インプラントはこのチタンの性質を利用したオッセオインテグレーテッド・インプラントとなったことで治療法としてほぼ確立されたといえ、その成功率はほぼ100%に近く、咀嚼力もほぼ自然の歯に近い状態にまで回復します。

●3つのパーツからなるインプラント(インプラントの構造)

インプラントのメーカーも世界中に100以上あるといわれています。それぞれ形やパーツなどによりそれぞれ工夫を凝らしていますが、基本的な構造としては同じで、歯根部分にあたるフィクスチャー(下部構造といいます)と人工歯を支える支台部分であるアバットメント、さらに上部構造である人工歯の3構造からなっています。単純なインプラントでは、フィクスチャーとアバットメントが一体となったものもあります。

フィクスチャーが顎の骨の中に埋入され、このフィクスチャーが顎の骨としっかりと結合することで上部構造である人工歯を支えます。

フィクスチュアの形状はスクリュータイプが主流で、文字通りネジのような形をしています。専用ドリルで骨にネジ切りをし、インプラント窩という孔を開けてそこにフィクスチャーをネジ回しを使って埋入します。ネジが切ってあるので骨との結合の強度も高くなり、安定します。

最新では、顎の骨との結合をより容易にするために、フィクスチャーの表面に人の歯と同じ構造のハイドロキシアパタイトをコーティングしているものもあります。そのほか表面をざらざらにしてオッセオインテグレーションを強化するなどさまざまな工夫がなされています。たとえば、表面をざらつかせる方法としてチタン粉末をプラズマ照射したり、表面にサンドプラスト(酸化アルミナ、二酸化チタン)をしたり、酸処理をして細かい凹凸をつけるという方法もあります。あるいはこれらの方法を組み合わせたり、陽極酸化処理といって、フィクスチャーの表面の酸化チタンの層を溶かして多孔質性状をつくるという方法あります。

一般的なインプラントの大きさは長さが1cm強で直径は4㎜ほどです。このほかにもさまざまな条件によって使い分けられるよう多数のヴァリエーションがあります。

●安全なチタンインプラントと上部構造

インプラントの素材は前述したようにチタン(純チタン、チタン合金)が主流です。チタンはあごの骨と結合し一体化します。このようにインプラントがあごの骨と強固に結合するので、なんら違和感なく自然の歯のように硬いものでも噛むことができるのです。チタンは生体適合性があるため拒否反応を起こらず、人体にはまったく害はありません。

また、いったんオッセオインテグレーションによって骨と結合したインプラントは、歯周病などにないようしっかりと口腔内を管理しさえすれば、半永久的に使い続けることができます。

フィクスチャーがしっかりと根付いたあとに装着される人工歯は審美性を左右するので患者さんがもっとも気にされるところだと思います。素材や色、形、大きさなどヴァリエーションが豊富なのでその中からご希望によって選んでいただくことができます。素材はゴールドやレジンもありますが、主に審美的に優れたセラミックなどが用いられます。また、後述しますが、最先端素材として、金属をまったく使用しないジルコニアセラミックも発明され、まだ日本では一部の歯科医院でしか使用していませんが、この素材が将来は最も普及してくると思います。

●チタンインプラントは安心です

インプラントが始まって40年が経ち、欧米では日常的な治療として浸透しているということは前述した通りですが、日本では「インプラントって大丈夫?」「あごの骨に金属を入れてなんともない?」という心配をされている方がまだまだ多いようです。

確かにインプラントは日本では欧米ほどには浸透していないので、不安を覚える方がいらっしゃるのは当然のことだと思います。

とくに金属を生体に埋め込むことに対して安全性に疑問をもたれても不思議ではありません。これまでそういった治療法は歯科はもとより、医療全体でも行われてこなかったからです。

確かに金属は生体にとって異物であるため、拒絶反応を起こします。しかし、前述したように1952年に、スウェーデンのブローネンマルク博士がチタンが持つこの特殊オッセオインテグレーションという性質を発見したことにより、医学界の常識が覆されることとなりました。つまり、金属の中にも人体と親和性の高いものがあるということです。それまではほかのどうような貴金属を使っても、うまく顎の骨についてくれなかったからです。以来、チタンはインプラントはもとより、さまざまな臨床場面で使われることとなったのです。たとえば、鼻の骨の陥没をチタン製の部品を使って修復する例などもあります。そのほか心臓ペースメーカーや関節の部品、骨伝導補聴器などにも使われています。

こうしたことからもチタンの安全性が実証されていることを裏付けているといえます。

●インプラントの変遷

一昔前のインプラントには板状タイプのブレード型のインプラントがありました。骨から抜け出ないように下の部分が幅広くなっているものです。ただ、チタン製ではないので、生体は異物だと判断して排除しようとします。結果としてインプラントの表面を軟組織が被ってしまい、骨とインプラントとの間にゆるみがでてしまいます。咬合圧などの力が加わるとさらに動揺は増し、インプラントが沈み込んでしまったり、炎症を起こしたりして、長期間の仕様には耐えられるようなものではありませんでした。

現在のオッセオインテグレーション・インプラントではこうした金属と骨との間に軟組織を介在することなく、直接骨と結合するのが特徴です。生体がチタンに対して異物とは判断しないために、チタンの表面に直接増殖するのです。ですから、チタン製のインプラントがあたかも自分の体の一部のようにして植立していることができるのです。自分の歯が管理さえよければ、生きている間はずっと機能するように、インプラントも一度骨についてしまえば、半永久的に持つものです。

このオッセオインテグレーションはすぐに起こるわけではなく、インプラントと埋入してから3?4週間で起こり始め、しっかりと結合するには3ヶ月から4ヶ月くらいの期間が必要です。ですから、インプラントを埋入したあとはその上を歯肉を被って縫合し、治癒期間を設けます。歯肉で被って完全に埋没されることには感染症を防いだり、オッセオインテグレーションを促進させるという意味があるのです。

実際の治療の流れについてあとの章で触れますが、このオッセオインテグレーション・インプラントにより、成功率は従来のインプラントと比べて飛躍的に高まりました。

●ケーススタディ

○一本の歯を失った場合

・前歯部欠損

歯を失ったところにインプラントを植立して、人工歯を装着します。あごの骨量が足りない場合には骨増生を行います。インプラントを植立したあと、歯茎のくぼみが気になるときには歯茎の移植も可能です。審美的にも自然な仕上がりいなります。最近は、抜歯即時インプラントといって、歯を抜くと同時にインプラントを入れる方法が非常に多くなりました。一見、危険なようですが、人工骨なども使用し成功率は非常にたかくなっています。

インプラントとブリッジとの比較では、ブリッジの場合は両隣の歯を削って上から被せ物をします。抜けた歯は1本だけですが、ブリッジの場合は両隣の2本の歯を削らなければならず、周囲の歯にかかる負担も大きくなります。審美的にもインプラントであれば、1本の人工歯で済むところが、ブリッジの場合は3本分の被せ物になり、見た目にも違和感がでやすいといえます(図解)。

・臼歯部欠損

臼歯も同様に孔を開け、インプラントを植立し、人工歯を装着します。フィクスチャーは前歯よりも径の太いものを使います。臼歯にはそれだけ強い咬合圧(噛んだときの歯にかかる圧力)がかかるので、太い方が安定します。

上あごの臼歯の場合は鼻の横にある上顎洞のスペースに配慮する必要があります。骨が薄く、上顎洞に突き抜ける可能性がある場合はここの部位をサイナスリフトやソケットリフト等で増骨します。

インプラントと部分入れ歯との比較では、部分入れ歯では金属の止め具(クラスプ)を両隣の歯に引っかけて使うため、クラスプをかけた歯に負担がかかります。噛むごとにクラスプがかかっている歯が動揺し、何年かするとこの歯がだめになってしまいます。また、お口もとにクラスプが目立ってしまい、違和感があります。

(図解)

○複数の歯を失った場合

前歯及び臼歯を複数本を失った場合はその本数だけフィクスチャーを埋入する場合と、本数が多くなる場合にはある程度フィクスチャーの本数は抑えて埋入する場合とがあります。上部構造は1本1本分離したものではなく、欠損部分全体が連結した人工歯になります。

部分入れ歯との比較では前歯同様、クラスプのかかった歯に負担がかかるほか、義歯床によって歯茎が被われるため、食事時の違和感につながります。(図解)

○上顎、下顎、あるいは両方のあごのすべての歯を失った場合(無歯顎)

天然の歯が1本もない場合には、ボーンアンカードブリッジといって、複数のインプラントを埋入してブリッジにすることができます。つまりインプラントで支えるブリッジです。当然、入れ歯のように取り外す必要はありません。

また、患者さん自身で取りはずれるものではバーアタッチメント方式があります。バーアタッチメント方式ではインプラント4本にバーアタッチメントを装着します。そのバーに入れ歯の裏側にあるクリップでバーを挟んで固定します。当院ではいずれも経験していますが、バーアタッチメント形式のほうが料金も安く、一般的です。

どちらも入れ歯がぐらついて噛めないという方に使用されます。

総入れ歯との比較では歯茎の上に被せて使うものなので、やはり固定性が悪く、咀嚼力はかなり落ちます。さらにはあごの骨の後退によって最初はぴったり合っていたものも、時間とともに合わなくなってしまいます。そうなると新しいものをつくらなければならなくなり、その繰り返しになってしまいます。インプラントはそうした悩みを解消し、人工歯がしっかりと固定されるので咀嚼力が回復し、食事も自由にできるようになります。人前で入れ歯がはずれるという心配もなくなり、安心して食事にもでかけられます。まさに人生が変わるのです。(図解)